近未来の日本ではAIヒューマノイドが闊歩する

恩田陸の「消滅」上下巻で描かれるのは、AIを搭載したヒューマノイドが人と暮らす近未来の日本です。

舞台は空港で、1つの部屋にテロリストの嫌疑がかけられた10人が集められて閉じ込められます。
その密室から始まるミステリーが大まかなストーリーの序章です。

このように密室から始まる長くミステリアスな物語が恩田陸作品に多い展開です。

ミステリー作品に多い「死ぬ」展開にうんざりな人にお勧め

ミステリー作品には殺人事件がとにかく多いです。
心躍るような謎解きの展開は読んでいて楽しいものはありますが、毎度毎度人が死ぬミステリーは
もう飽きてきたというのが正直なところです。

恩田陸の「消滅」は上下巻を通して登場人物がたくさん登場し、バイオテロなど
様々な事件が起こり、先がどうなるのか気になって最後まで読み進めるのもあっという間です。

まるで1本の映画を文章で表現しているかのようです。

いろいろなことが起こったのに、結局最後はだれも死なない展開はなかなか予想できないものです。

評価が分かれる「消滅」の読後感

恩田陸の消滅の結末を読み、感動した、納得という人もいれば、残念に感じてしまう人もいます。
残念に感じられるほどあっさりとした読後感はむしろ恩田陸ならではと言っても良いです。

恩田陸の作品の持ち味は、最後まで読み続けさせる文章力と独特の世界観です。
恩田陸作品を読んでいないとわからない世界観に没頭して読み終えたとき、
結末があまりにもあっさりとして肩透かしを食らわされたような物足りなさを感じてしまいます。

もはやそれが恩田陸作品の特徴といってもいいくらいにたいていの著作で共通しています。

だからこそ、それまでの全体の物語を楽しめたということに感動するという意見も多いのです。

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